最近、中古マンションを購入してリノベーションするスタイルが人気のようです。

できれば、新築マンションに住みたいと思うのが誰もが持っている願望なのでしょうが、購入資金と照らし合わせると、中古マンションを購入して、自分があるいは、自分達が暮らしたいようなスタイルに造作し治すという仕方の方が、手に入りやすいようです。

バブル経済期には地価の高騰で、マンションはもちろんのこと一戸建ては高額で庶民には手が出なかったのが、バブル崩壊後は、一転して地価が下落、マンションも購入可能な価格まで下がってきました。

ところが、都心部を中心としたミニバブルの発生があり、2005年以降徐々に新築マンション価格が高騰し、1~2年足らずで20%近くも値上がり。

なお、2006年の生活基本法により、ヨーロッパ建築のように、次世代に継承していける質の良い住宅の確保が打ち出され、これまで新築物件ばかりに目をやっていた人たちも、中古物件に目を向けるようになったことは確かなようです。

ただ、中古マンションを購入する時には、隠れた欠陥や機能の劣化、断熱性能の劣化、天井の高さなどには注意を払う必要があります。

耐震性能については、目安として、1981年以前か以後かで見極めることが肝心です。